「気と骨」キトホネ

歩み続けるひとびと

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月刊 新世

杉山澄夫氏

杉山澄夫氏82歳

雄勝硯伝統工芸士

国内の硯生産九割を誇った石巻市雄勝町。昨年の津波で集落ごと壊滅し、復興の道程は険しい。精緻な細工の名人は、避難先で再び故郷の石と向かい合い始めた。

『新世』2012年5月号掲載

佐々木圭司氏

佐々木圭司氏90歳

株式会社ささ圭 会長

名取市の震災犠牲者、941人。とりわけ過酷な被害を受けた閖上は、笹かまぼこ発祥の地。自宅も工場も流されたが、昔ながらの「手造り」で、復興を始めた笹かまぼこ名人。

『新世』2012年6月号掲載

中島平太郎氏

中島平太郎氏91歳

ビフレステック株式会社 会長

パソコン登場の遥か前、音のデジタル化を実現。音楽CD、記録用CDの開発を率い、世に出した技術者。オーディオマニアに「神様」と仰がれる彼は、新しい開発の種を探し続けている。

『新世』2012年7月号掲載

宮脇昭氏

宮脇昭氏84歳

横浜国立大学名誉教授

瓦礫を活かした300キロの「森の防波堤」の提唱者。土地本来の常緑広葉樹による九千年保つ鎮魂と希望の森。被災地で第一歩を実現した生態学者の現場主義は、空疎な机上論とは無縁。

『新世』2012年8月号掲載

西田光子さん

西田光子さん90歳

有馬温泉 灰吹屋西田筆店

有馬筆ひょいと出たる言のはも人形よりはめずらしきかな− 本居宣長に詠まれたからくり筆、立てると軸先に豆人形が顔を出す。室町時代以来の名産品を守り伝え続けて六十八年。

『新世』2012年9月号掲載

小口昭三さん

小口昭三氏83歳

三遠煙火株式会社会長

20トンの火薬を扱える家族は、そういない。三世代の花火師が共に働くのは、静岡と愛知の県境。地域に根ざし、全国に名を馳せる会社を育てた創業者は、信州からやって来た。

『新世』2012年10月号掲載

<表記のご年齢は、『新世』掲載時のものです>