「気と骨」キトホネ

歩み続けるひとびと

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月刊 新世

角田次衛氏

角田次衛氏86歳

テーラーカド

戦後、福島県から本物のテーラーを目指して上京。今や長引くデフレ不況の中でも「カクさんでなければ」と注文が相次ぐ。名人の一徹ぶりは、職人としてばかりではない。

『新世』2015年5月号掲載

尾中千草さん

尾中千草さん100歳

華道家・草月流千創会主宰

戦前、草創期の草月流に入門。結婚し離れたものの、戦後再びいけばなに戻ることに。家元の助手に加わり、花の奥深さの虜に。華道歴八十三年、彼女のもとに多くの弟子が集う。

『新世』2015年6月号掲載

長津勝一氏

長津勝一氏82歳

長勝鋸

鋸の歯は刃である。目立てではなく研ぎの技で鋸を甦らせる。滑らかに挽けてよく切れ、断面は驚くほどに平滑に。鋸の革命家と弟子たちが精魂込めた道具を、力任せに挽く必要は無い。

『新世』2015年7月号掲載

玉川祐子さん

玉川祐子さん92歳

曲師

浪曲は、曲師と呼ばれる三味線奏者に支えられて演者の魅力が引き立ち、客も身を乗り出す。現役最高齢女性曲師は、無数の舞台をバチさばきと自在の即興で、名調子を支えてきた。

『新世』2015年8月号掲載

島袋淑子さん

島袋淑子さん87歳

ひめゆり平和祈念資料館 館長

少女は先生を夢みた。師範学校でホームシックで涙したものの、学園生活を楽しめるようになったが、それは、沖縄から平和の尊さを訴え続けることになる厳しい道のりの序章だった。

『新世』2015年9月号掲載

降幡廣信氏

降幡廣信氏86歳

古民家再生建築家

家族の歴史と思いのこもる古民家は、郷土文化の礎。昭和五十年代、古民家は次々と姿を消した。利益と効率優先の流れに背を向け、「家の医者」として信念を貫く安曇野の建築家。

『新世』2015年10月号掲載

<表記のご年齢は、『新世』掲載時のものです>