「気と骨」キトホネ

歩み続けるひとびと

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月刊 新世

溝口薫平氏82歳

由布院温泉 玉の湯 会長

人口一万二千人の町に、年間で約四百万人が訪れる由布院の「ゆふ」は、結わえて編むとも解される。結わえて編むように人を、思いを、町の誇りをつないできた観光カリスマ。

『新世』2016年5号掲載

藤麻 功氏85歳

柳井市 フジマグループ 会長

敗戦前日、光市は空襲を受け勤労動員学徒136名が犠牲に。死線をくぐり抜けた一人が、長じて環瀬戸内海に多店舗展開する総合飲食業グループを築き上げることになった。

『新世』2016年6号掲載

小泉 景氏86歳

京印章印刻師 小泉湖南堂三代目

明治政府の命で作られた天皇御璽と大日本国璽は、京印章だった。平安以来の伝統の技を、磨き続けて七十年余り、この名匠の手彫り印章は、一つとして同じものはない。

『新世』2016年7号掲載

関島 登氏92歳

飯田市 水ひき工房せきじま

飯田では、江戸時代から水引が生産されてきた。地場産業の基盤を固め、水引を工芸にまで高めた、発想と行動力の名工。彼の郷里への貢献の基にあるのは「結」の精神。

『新世』2016年8月号掲載

大山泰弘氏83歳

日本理化学工業会長

工場見学者の心は揺さぶられる。現場を担うのは作業に一心に集中する60人の知的障がい者。彼らが、チョークの国内需要を支え、その製品は教室という未来を育む場で役に立つ。

『新世』2016年9月号掲載

三宅隆氏80歳

博多人形師

七百七十五年の歴史を持つ博多祇園山笠。勇壮な人形を中心とした山車の意匠と飾りは毎年新調され、博多人形師がその制作を担う。人形師歴六十五年の名工が山笠を任されて四十年。

『新世』2016年10月号掲載

<表記のご年齢は、『新世』掲載時のものです>