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月刊 新世

気と骨編集記

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鈴木はぎさんを掲載しました

2013/02/15

hagisan8877.jpg岐阜の深い山里に流れる清流板取川。上質な美濃紙の産地として、古来より知られてきました。中でもとりわけ上質なのが「本美濃紙」。この生産技術は、国の重要無形文化財に指定されています。時代の変化とともに、従事者は激減。現在、支えている人々の最年長が、鈴木はぎさん93歳。

生家で、幼い頃から従事してきたはぎさん。様々な工程の一つ一つに関わってきましたが、根をつめ、手間のかかる工程の一つが、「ちり取り」。清冽な水は、もちろん温かくはありませんし、身を屈めて目をこらす作業も楽ではありません。しかし、この工程でのていねいな手作業が品質を支えているのです。現在、美濃竹さんの手漉き作業は、嫁いできた鈴木豊美さんが主に担っていますが、はぎさんは、前後の工程で生き生きと働いていらっしゃいます。奈良時代からの伝統の和紙づくりが、静かな山里で営まれ続けていまるのです。日本の伝統文化は、効率化とか経済効果だけで捉える事のできない、従事する人々の真摯な勤勉さに支えられている事を、こちらでも学ばせてもらいました。
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□初出/『新世』平成25年2月号
□取材協力/TJPコーポレーション代表市原慶子さん、岐阜県倫理法人会副会長小栗眞理子さん
□美濃竹 紙工房についてはこちら
□参考文献/『和紙の里 探訪記』菊池正浩 著 草思社、『和紙 その清楚なるもの』大滝ひろし 著 文芸社、『かみのしごと』発行 株式会社ラトルズ
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編集記

[気と骨]に関しての新しい情報、製作記録、掲載させて頂いた方の関連情報など。[気と骨]は、月刊誌『新世』(倫理研究所発行・20万部)に平成22年4月号より掲載中

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